減災デザインプランニング・コンペ2014

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災害からの被害を少しでも減らすため、私自身、日頃からできること・使えるものをデザインしよう!

開催要旨

避けることのできない自然災害。しかしその被害をできるだけ少なくするために、デザインの視野からも挑めるのではないでしょうか。このコンペでは「減災」のためにデザインにできることを探ります。テーマを通して社会に貢献する提案を募集します。


2014 テーマ

「私を守るデザイン」

 減災を進めるために「自助・共助・公助」というキーワードが使われます。自助とは、自分の命は自分で守るという意味。減災を進める上で、他人頼みにせず、自分や家族についてはまずは自分自身で守ろうという意識を持つことの大切さを表します。

 さて、あなたが「減災」のためにデザインする時、それは、まずはご自身が必要とするものであって欲しいと思います。こと誰かの命を救うためのデザインによって、まず最初に救われる人が、あなた自身であって良いでしょう。あなた自身が救われるデザインであるなら、それは他の誰かも救ってくれるはずです。

 また、あなたがプランする時、それは自分ならば欲しい、使いたい、いつも身につけておきたい、大切にしたい…といったデザインであってほしいと思います。どこか他人ごとの道具を考えるのではなく、まずは自分がぜひ取り入れたいライフスタイルをベースにプランするなら、そのデザインはあなたのみならず、いざという時に「あってよかった」、誰もが救われるものになるのでは?…そんな発想を大切に、減災に貢献するもの・ことをプランしてください。


減災 × デザイン

 「減災」とは…?災害への対策を表す「防災」に並ぶ新しい言葉として、近年使われるようになった概念です。決して抑止できない自然の猛威。しかしそこから私たちの被る被害を最小限に止めるためにできることは多様にあります。そうしたあらゆる工夫や行動を示している言葉でもあります。この考えを追求すると、自然災害は、いざ起こった時の対処ばかりでなく、日頃から私たちが普段の生活にどのようなことを取り入れておくことが効果的なのかを考えることの大切さが浮かび上がります。「減災」についての詳しくは、当ウェブサイトや一般情報でもご確認ください。

当コンペティションは芸術工学会が主催しています。