減災デザイン & プランニング・コンペ2020

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震災から25年・・・ 備えは、意識は、進化しているか?

1.17、阪神・淡路大震災から4半世紀が経ちますが、今も、自然災害による被害は絶えることがありません。しかし、この時間は災害に強い社会へと向かうための知恵や実践を蓄積する日々でもあったはずです。

私たちは、今、何を学び、日常をどのように整えておけば、いざという時に助かるのでしょう?

「デザイン」はそこにどう寄与できるのでしょう?「減災」を推進するための発案・デザインを求めます。

開催要旨

「減災」とは、避けることのできない自然災害に対し、その被害をできるだけ少なくするための備えという考え方です。この視点での提案を求めるコンペを実施します。

私たちの日常は、突如非日常に変わる。誰もがその可能性の中にあります。災害を経験し、それを克服する中で、私たちは学びを蓄積し、次の避けられないその時に備えていくべきでしょう。そのためにデザインには何ができるのか―。プロダクト、グラフィック、建築、まちづくり、コミュニケーションなど・・・カテゴリーを超え、「減災」に向けたデザインやプランニングを募集します。

このコンペでは提案成果に到達するために、災害の経験値やその蓄積された情報等から何を学び、どんな視点・課題に気付いたのかも大切にしています。またこれらの思考の過程と成果は、できるだけ多くの人に共有されることが大切と考え、成果を広く発信し、あなたの学びと発案を、これからの減災社会のために活かしていきましょう!


2020 重点テーマ

いざその時を迎える前に、整えておくこと

災害の報道では「まさか自分がこんなことになるとは思わなかった!」と言った声が取り上げられがちですが、その裏では、しっかり備えていたおかげで被災を免れ、結果大きなニュースにもならない、そのため賛辞されるべき無事(減災の成功)が見えにくい、ということがあるようです。いざという時、自分や大切な人が無事であるためには、日頃から何を蓄積しておくことが大切なのでしょう。またその「大切なこと」を推し進めるために有効な発案はあるでしょうか?


減災 × デザイン

「減災」とは…?災害への対策を表す「防災」に並ぶ新しい言葉として、近年使われるようになった概念です。決して抑止できない自然の猛威。しかしそこから私たちの被る被害を最小限に止めるためにできることは多様にあります。そうしたあらゆる工夫や行動を示している言葉でもあります。この考えを追求すると、自然災害は、いざ起こった時の対処ばかりでなく、日頃から私たちが普段の生活にどのようなことを取り入れておくことが効果的なのかを考えることの大切さが浮かび上がります。「減災」についての詳しくは、当ウェブサイトや一般情報でもご確認ください。

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    当コンペティションは芸術工学会が主催しています。

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