減災デザイン & プランニング・コンペ2019

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課題を捉え、減災をデザインしよう!

開催要旨

 「減災」とは、避けることのできない自然災害に対し、その被害をできるだけ少なくするための備えという考え方です。この視点での提案を求めるコンペを実施します。

 私たちの日常は、突如非日常に変わる。誰もがその可能性の中にあります。災害を経験し、それを克服する中で、私たちは学びを蓄積し、次の避けられないその時に備えていくべきでしょう。そのためにデザインには何ができるのか―。プロダクト、グラフィック、建築、まちづくり、コミュニケーションなど・・・カテゴリーを超え、「減災」に向けたデザインやプランニングを募集します。

 このコンペでは提案成果に到達するために、災害の経験値やその蓄積された情報等から何を学び、どんな視点・課題に気付いたのかも大切にしています。またこれらの思考の過程と成果は、できるだけ多くの人に共有されることが大切と考え、成果を広く発信し、あなたの学びと発案を、これからの減災社会のために活かしていきましょう!


2019 重点テーマ

「日常・発災初動期・応急復旧期」。
3つのフェーズの課題を捉えよう!

 今回コンペでは、提案が機能するシーンを、災害に向き合う3つのフェーズのどこに捉えるのか、その設定を要件とします。

 これまでの災害の現場や経験知から重要と考える課題を抽出してください。(提案者自身の被災経験の有無は問いません。)その課題は、①災害が起こる前の「日常」、②災害発生直後の緊急時である「発災初動期」、③緊急時を経過したその後に関わる「応急復旧期」のどこに関係するものであるかを設定し、その課題を克服するための考えを整理し、デザイン、プランニング、アイディア等として提案してください。(災害に向き合う3つのフェーズについては、ウェブサイトに参考情報を掲載します。)


減災 × デザイン

 「減災」とは…?災害への対策を表す「防災」に並ぶ新しい言葉として、近年使われるようになった概念です。決して抑止できない自然の猛威。しかしそこから私たちの被る被害を最小限に止めるためにできることは多様にあります。そうしたあらゆる工夫や行動を示している言葉でもあります。この考えを追求すると、自然災害は、いざ起こった時の対処ばかりでなく、日頃から私たちが普段の生活にどのようなことを取り入れておくことが効果的なのかを考えることの大切さが浮かび上がります。「減災」についての詳しくは、当ウェブサイトや一般情報でもご確認ください。

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    当コンペティションは芸術工学会が主催しています。

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